中高年シニアのペット

人間以上に人間の気持ちを理解してくれるのがペットたちです。中高年シニアのペットライフは、ペットというより友達や子どもたちと同じ感覚で接することが多いようです。

体重が25-26kgほどの、中型犬「紀州犬」です。もともと勇敢な熊犬ですが、賢く人を噛んだりする事はまずありません。作家の近藤啓太郎さんや西村寿行さんも、紀州犬の大ファンでした。西村寿行さんにはデビュー作「老人と狩りをしない猟犬物語」の他にも紀州犬が登場する作品がいくつもあります

イヌ派、ネコ派など、それぞれ言い分はあるようですがペットを大切にする気持ちに変わりはありません。時々、海外のお金持ちが、犬や猫などのペットに○億円の遺産を残したなんていう話題が新聞を賑わせたりもしますね。

生活に潤いを与えてくれる、良きパートナーとして、中高年シニアのペットは本当に大切な存在になってきます。

中高年のペットライフ

中高年シニアのペットライフでは、コミュニケーションの相手になってくれたり、愛くるしい笑顔で癒してくれたりと、犬やネコがペット以上の存在になってくれます。犬などはとくに人間の気持ちに敏感で、主人の気分に応じて自分も嬉しくなったり悲しくなったりするようです。

今まで一緒にいたことのある犬の印象は

【雑種】3頭ほどいましたが、♀1♂2です。どの犬も賢く1頭は部屋飼いの12-13kgほどのワンチャンでしたが、後から飼った子猫ともちゃんと仲良しになってくれて、ネコパンチされたり尻尾にジャレつかれても怒ることなく自分の方がイスの下などに隠れていました。

もう1頭の、やはり11-12kgぐらいのワンチャン♂はなぜかウイスキーの薄い水割りが好きでした。これも部屋飼いでしたが、ウイスキーを飲むと普段ピョンと飛び乗れるベッドに上がれなくなりました。顔には出ませんが酔っていたようです。氷入って水割りが好きで、舐めるとカランコロンと音を出していました。

【コリー】♀ とにかく長毛なので、ブラッシングが大変です。性格は優しく大きさを考えなければ飼いやすいワンチャンです。

【ダックスフント】黒の♀と茶の♂がいましたが、短毛なので楽です。ただ、♂の方はなぜかジャガイモが好きで、油断しているとジャガイモを生でガリガリ齧られました。変わってますよね。

【ワイヤーフォックステリア】7kgぐらいの♂でした。部屋飼いです。飼った犬の中で唯一本気で噛まれたワンチャンです。けっこう気が強い犬だと思います。噛まれた足にしっかり歯形が残っています。

【紀州犬】♂26-27kgでした。短毛なので、そういう手間はかかりませんが、もともとが熊犬だったせいか、かなり長距離の散歩をさせないとストレスが溜まるみたいでした。

かなり賢く、こちらの考えが全部見透かされているような気がします。普段はおとなしく無駄吠えなどほとんどしませんし、よくいうことも聞きます。ただ、1回曲がり角でいきなりかなり大きな犬と鉢合わせした時、向こうからかかってきたんですが、あっという間に唸り声も出さずに、抑えつけてしまいました。さすが熊犬です。強い。

最初は犬舎で飼っていましたが、病気になって部屋飼いにしたらほんとによく言葉を理解するようになりました。

散歩をさせている時によく大きな秋田とすれ違ったんですが、お互い完全無視。しかし、何か緊張感が漂ってました。一触即発の感じですね。この時は、雑種も一緒にいたんですが、雑種の方は秋田が来ると私の後ろに隠れてしまう弱虫でした。

【トイプードル】3-4kgほどですかね。♂です。とにかく賢く、それも悪賢いとこがあります。やっちゃイケないってわかってるクセに、目を離した隙にイタズラをします。

でも目をクルリンってして、笑顔で短い尻尾を振られると何でも許せる可愛いさがあります。

憎らしいけど可愛いのがネコです。クルンとした目で見つめられると、なんでもしてあげたくなります。

1回なんか、ミャーミャー鳴いてるなーと思ったら部屋から脱走して木に登って降りられなくなって、「助けてー」という具合でした。ネコのクセに情けないクロネコでした。

最近ではペット可マンションなどが増えてきました。住環境はいろいろですが、ペットの飼いやすい環境が整ってきたと言えます。

動物病院やペットクリニックなども増えてきて、ペットのケアも安心です。犬などは、最初のうちにしっかり躾けておくと後々、手間のかからない、いいコになってくれます。

ペットショプで販売されている、手乗りのセキセイインコです。このぐらいの大きさになれば、自分でエサをついばむこともできます。セキセイインコは丈夫で飼いやすい鳥です。言葉も比較的よく覚えます

温和な性格と、赤いほっぺたが可愛いのはオカメインコです。「インコ」という名前ですが、冠羽を持ちオウムの仲間です。寿命が長く20年を軽く超えます。飼いやすい中型インコです。手乗り鳥はコンパニオンバードと呼ばれることも多くなってきました

オカメインコは長生きです。体重は100gほど

ペットとしては犬やネコばかりではなく、小鳥類も注目されています。コンパニオンバードと呼ばれ、手に乗り首を傾げたりする姿はたまらなく可愛いものです。

ただし、オウム類は長生きなので、早く飼い始めるないと人間の方が先にまいってしまいます。オカメインコでも30年を超える鳥がいます。

余談になりますが、昔の絵本に出てきた海賊の親分がよく肩にオウムを乗せていましたね。オウムは賢く、人が近づいたりすると「キー」と警戒の声を出します。

番犬の代わりに、海賊の親分が肩に乗せていたのがオウムというわけです。ちなみに、オウムはチンパンジー並に賢く、寿命は50年以上といわれています。